牽引性脱毛症とは

索引性脱毛症は毎日同じ髪型をしている、またはエクステを頻繁につけている女性に多い脱毛症です。年齢に関係なく起こります。

牽引性脱毛症とは
~牽引性脱毛症について~

索引性脱毛症とは、ポニーテールのようなヘアスタイルやエクステなどが原因で起こる脱毛症です。男性に見られることは少なく、主に女性が注意したい脱毛症になります。女性の方は仕事のため毎日のように髪の毛を結んだり、あるいはプライベートで様々なヘアアレンジを楽しんでいることでしょう。しかし気をつけなければ、知らない内に牽引性脱毛症を引き起こしてしまうかもしれません。

「髪を結んでばかりいるとハゲる」

「髪の分け目が薄くなってしまう」

髪の毛に関してこのような話を耳にすることがありますが、これらは本当に起こることです。毎日同じ髪型をしたり頻繁にヘアアレンジをすると、髪の毛が無理な方向に引っ張られている状態です。その結果、頭皮にダメージを受けてしまって生じる脱毛を牽引性(けんいんせい)脱毛症と呼びます。

基本的には女性によく見られる脱毛症で、子どもから大人まで誰にでも起こる可能性があります。女性らしいキレイな髪の毛を守るためにも、普段から対策が必要となります。

牽引性脱毛症の特徴や症状

牽引性脱毛症の特徴や症状

牽引性脱毛症は、毎日同じ髪型やヘアアレンジを続けることで起こる脱毛症です。"脱毛症"と聞くと髪の毛がごっそりと抜け落ちるイメージがありますが、牽引性脱毛症によって髪が抜けるのは一部分だけです。

例えば毎日のようにポニーテールをしていると、髪の毛の生え際や分け目が薄くなって地肌が目立つようになることがあります。これが、牽引性脱毛症です。

またポニーテールのような髪を結ぶヘアアレンジをした時に結んでいる部分のボリュームが減る、切れ毛や枝毛が増えるなどの症状もよく見られます。

女性は日常生活の中で髪を結んだりすることが多く、牽引性脱毛症が起こりやすいと言われます。早いと10代の内から発症することもあり、女性であれば誰でも注意しなくてはなりません。

ですが最近では男性も髪を伸ばすようになってきており、今後は男性の牽引性脱毛症が増えることも懸念されています。

牽引性脱毛症の原因とは

牽引性脱毛症の原因とは

牽引性脱毛症は文字どおり牽引、髪の毛が引っ張られることによる「物理的な刺激」が主な原因です。詳しく説明すると、次のようなメカニズムによって脱毛が起きています。

頭皮や髪の毛へのダメージ → 頭皮の血行障害 → 脱毛

髪の毛を縛ったりすると、髪の毛といっしょに頭皮も引っ張られることになります。こうすることで毛根や頭皮を傷めてしまい、頭皮の血行障害が起きてしまうのです。

髪の毛の成長には、頭皮の血流がとても大切です。なぜなら発毛に必要な酸素や栄養素は、頭皮の毛細血管から毛根に運ばれてきます。しかし頭皮の血流が悪くなると、酸素や栄養素が毛根に届けられなくなって髪の毛が生えなくなったり、抜けやすくなってしまうのです。

牽引性脱毛症が起こるシチュエーション

牽引性脱毛症は、様々な場面で起こることがあります。ここでは、牽引性脱毛症を引き起こすリスクがある代表的なシチュエーションをご紹介します。

髪を結ぶヘアスタイル(ポニーテールなど)

ポニーテールは簡単にできて、なおかつ女性からも男性からも支持されているヘアアレンジです。ですがポニーテールをする時に髪をきつく結びすぎると、髪の毛が常に引っ張られている状態になってしまいます。こうなると頭皮や毛根にダメージが溜まってしまい、牽引性脱毛症が起こることがあります。

また全ての髪の毛を後ろで縛るひっつめ髪やお団子ヘアをする機会が多い方は、前髪に牽引性脱毛症を発症しやすくなります。生え際の髪の毛が薄くなり、前髪の生え際が後退してしまうので気をつけましょう。

他にはツインテールや三つ編みなどのヘアスタイルも同様に注意が必要です。髪の毛が左右に引っ張られ、後頭部の髪の分け目に牽引性脱毛症が起こってしまいます。

エクステ

エクステは髪の毛に装着する、いわゆる"つけ毛"のことです。髪の毛に自然な形でボリュームを増やすことができ、様々なオシャレを楽しむことができます。

若い女性にも人気のアイテムですが、しかしエクステをつけると髪の毛が引っ張られる状態となります。しかもエクステは、一度つけるとしばらくの間は装着したままです。その結果、頭皮が休まることなく負担が蓄積し続け、エクステをつけていた部分の抜け毛が増えてしまいます。

またエクステをつけていると髪の毛の根元が洗いにくくなり、不衛生になるリスクもあります。

ヘアアイロンやコテ

巻き髪やストレートヘアーなど、ヘアアイロンやコテはヘアアレンジをする上では便利なアイテムです。ですが"挟んで引っ張る"ため、髪の毛や頭皮には負担がかかってしまいます。またヘアアイロンやコテは高温になるため、髪の毛は傷んでしまいより大きなダメージを受けてしまいがちです。

いつも同じ分け目

髪の毛の分け目がいつも同じ方も、注意が必要です。毎日同じように髪の毛を分けていると、その分け目の頭皮が見えてくることがあります。髪の毛の重みにより、毛根には気付かない内に負担がかかっているのです。

男性に多い圧迫性脱毛症

索引性脱毛症に似た症状として、圧迫性脱毛症もあります。簡単に言うと、髪の毛が圧迫されることで起こる脱毛症です。

主な原因は帽子やヘルメット、カツラなどのような"被り物"になります。長時間被り続けていると、頭皮が圧迫されて血行不良を起こしてしまうのです。職業柄、警察官や作業員の方によく見られます。

牽引性脱毛症は治る?

牽引性脱毛症は治る?

牽引性脱毛症は毎日決まったヘアスタイルなど、明確な原因がある脱毛症です。そのため牽引性脱毛症を治療するには、頭皮に負担をかけている原因を取り除くことが必要になります。

いつも同じヘアスタイルをしている方は分け目を変える、髪の毛を結ばないで下ろすなどして、頭皮を休ませてあげましょう。 しかし人によっては仕事の都合で、毎日髪の毛を束ねないといけない場合もあります。そのような場合には、次のような対策をすると頭皮への負担を軽くできます。

  • 髪の毛を結ぶ位置を変える
  • ヘアゴムではなくシュシュを使う
  • 緩く結ぶ

など

他には頭皮をマッサージして、血流を良くすることも有効です。

基本的に索引性脱毛症は、ヘアスタイルなどに気を遣うことで改善することがほとんどです。しかしできうる限りの対策をとってみても髪の毛が生えてこない場合は、医師にご相談ください。

最後に

最後に

索引性脱毛症は、年齢に関係なく誰にでも起こる可能性がある脱毛症です。しかし原因は、はっきりとしています。毎日同じヘアスタイルをしている方は、たまには違うアレンジを試してみてはいかがでしょうか。索引性脱毛症を防ぐだけでなく、新しい自分を発見できるかもしれません。

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