男性の薄毛とは

男性ホルモンや遺伝、生活習慣など様々なものが薄毛に関わっています。男性の薄毛について知り、健康な髪の毛を守りましょう。

男性の薄毛
~男性の薄毛について~

これまで薄毛は、中年以降の男性に多い悩みとされてきました。それが最近になってからは、若い男性の間でも薄毛に悩む方が増えています。髪の毛がなぜ、薄くなってしまうのでしょうか。一般的に薄毛に悩むのは、女性よりも男性の方が多いです。これには男性ホルモンが深く関わっています。

しかしホルモンのはたらきだけでなく、ストレスや生活習慣、遺伝などの要因が重なることで薄毛は起こってしまいます。また一口に薄毛と言っても、原因によって症状や適切な治療方法も全く異なります。髪の毛の悩みはデリケートな問題で、誰にも相談できない男性も多いかもしれません。

ですが1人で悩まず、まずは専門のクリニックにご相談してみてはいかがでしょうか。

薄毛や抜け毛に悩んでいる男性は多いです。日本では成人男性の4人に1人が悩んでいると言われ、男性にとって薄毛は身近な問題となっています。

年代別でみる男性の薄毛の割合
10代
10.5%
20代
25.8%
30代
38.2%
40代
45.4%
50代
53.4%
60代
60.5%

年代が上がるほど、薄毛の割合も増えていきます。しかし20代や30代の男性に見られる薄毛の割合も、決して低い数値ではありません。髪の毛の悩みは若い男性の間にも広がっているのです。

薄毛に悩む男性の内、大半はAGA(男性型脱毛症)だと言われます。AGAは年齢に問わず発症することがあり、世の多くの男性を悩ませている脱毛症です。ですが男性の薄毛はAGA以外にも様々な種類があり、種類が違えば薄毛の進み方なども違ってきます。また種類によって原因も違いますが、適切な治療を受ければ改善を目指すことが可能です。

男性の薄毛の種類

男性の薄毛の種類

男性の薄毛には、主に次のような種類があります。

種類により治し方も変わってくるので、まずは自分がどの脱毛症なのか見極める必要があります。

AGA

男性ホルモンの影響により、ヘアサイクルが乱れることで起こる脱毛症です。薄毛に悩む男性の内、9割以上はAGAだと言われます。AGAは進行性の脱毛症で、治療をしなければ抜け毛を食い止めることができません。また前髪の生え際や頭頂部から、徐々に抜け毛が進んでいくことも特徴です。

円形脱毛症

円形脱毛症は性別や年齢に関係なく、誰にでも起こる可能性があります。ストレスが引き金になることが知られていますが、近年ではアトピー性皮膚炎とも関連性があると考えられています。特徴的な円形の脱毛は、前触れもなく急に現れます。

重症になった場合、髪の毛や体毛がすべて抜け落ちることさえあります。長引くケースも多いですが、根気よく治療を続けることが大切です。

脂漏性脱毛症

「脂漏性皮膚炎」の症状が頭皮に及ぶことで発症する脂漏性脱毛症。抜け毛だけでなく、フケや頭皮のかゆみなどが起こることも特徴的です。原因は、皮脂の過剰分泌になります。皮脂が増えすぎることで毛穴がつまり、頭皮環境が悪くなってしまうのです。

しかし薄毛を改善しようとして育毛剤を使うと、頭皮の環境はますます悪化します。健康な髪の毛を取り戻すためには、まず脂漏性皮膚炎を治療する必要があります。

牽引性・圧迫性脱毛症

牽引(けんいん)性脱毛症は、髪の毛の生え際や分け目に薄毛が起こる脱毛症になります。ポニーテールなどのヘアスタイルを頻繁にしている女性によく見られる症状です。しかし近年は髪を伸ばす男性も増えてきたため、男性の患者さんが増えてくる可能性もあります。

一方の圧迫性脱毛症は、カツラや帽子など"頭にかぶる物"が原因で起こります。頭皮が圧迫されることで、頭頂部などの脱毛につながってしまいます。

薬剤性脱毛症

薬剤性脱毛症は、お薬の副作用として起こる脱毛症です。抗がん剤のイメージが強いかもしれませんが、薬剤性脱毛症を起こしうるお薬には他にもたくさんの種類があります。しかし病気を治療するためにもお薬は重要で、髪が抜けたからといって服用をやめる訳にもいきません。自己判断をせず、必ず医師に相談しましょう。

男性の薄毛に多い原因

男性の薄毛に多い原因

男性の薄毛には、主に次の4つの原因が関わっていると言われます。

  • 男性ホルモン
  • 遺伝
  • ストレス
  • 生活習慣

薄毛や抜け毛は、様々な原因によって引き起こされる可能性があります。

男性ホルモン

髪の毛の1本1本は「ヘアサイクル」という時期を過ごし、生えては抜けてを繰り返しています。ヘアサイクルは、3つの時期に分かれます。

  • 成長期
  • 退行期
  • 休止期

通常のヘアサイクルは髪の毛が十分に成長した後に抜けて、また新しい髪の毛が生えてくることを繰り返します。しかしヘアサイクルが乱れると髪の毛があまり伸びていない内に成長が止まってしまい、普段よりも早めに抜けるようになります。その結果「新しく生える髪の量<抜け落ちる髪の量」となり、薄毛が起こってしまいます。

このヘアサイクルを乱す要因として代表的な存在が、男性ホルモンです。男性ホルモンはヘアサイクルを乱して成長期を短くすることで、頭皮の環境を悪くすることがあります。対して、髪の毛の成長を促す女性ホルモンもあります。

男性の体内にはどちらのホルモンも分泌されていますが、2つのホルモンのバランスが崩れるとヘアサイクルも乱れてしまうのです。

遺伝

親から子へ、子から孫へと薄毛は遺伝することがあります。より正確に言うと、"薄毛の原因となる遺伝子"が遺伝されていくのです。

もしも家族に薄毛の方がいる場合は、薄毛になりやすい体質を受け継いでいる可能性は十分に考えられます。ですが薄毛になるかどうかは遺伝子だけで決まるのではなく、ストレスや生活習慣のような環境要因が重要です。普段から髪の毛に負担をかけないような対策をして、薄毛を回避しましょう。

ストレス

ストレスが薄毛の原因になるということは、よく知られています。薄毛とストレスの関係性において重要なのは、血行です。

髪の毛は、頭皮を走る毛細血管から酸素や栄養素を受け取り、成長します。しかしストレスはからだに様々な悪影響を与え、血行を悪くしてしまいます。

ストレス → 自律神経の乱れ → 血管が収縮 → 血行不良

心やからだの健康に良くないストレスですが、髪の毛にとっても例外ではありません。

生活習慣

不規則な生活習慣は、薄毛につながってしまいます。

  • 偏った食事
  • 睡眠不足
  • 過度な飲酒や喫煙

薄毛には、日常生活の過ごし方も関係しているのです。特に食事に関して気をつけたいのが、脂っこい食事です。摂りすぎると皮脂の分泌も多くなり、脂漏性脱毛症を引き起こす可能性もあります。

バランスの良い食事を心がけることが、薄毛予防の第一歩になります。

男性の薄毛治療

男性の薄毛治療

男性には、次のような薄毛治療薬があります。

など

薄毛に悩む男性はいつの時代も多く、育毛剤は日々進化してきました。

プロペシアやザガーロは飲み薬となり、男性ホルモンのはたらきを抑える作用があります。男性には特に多いAGAに対して高い有効性が確認されており、薄毛に悩む多くの方が取り入れています。一方のミノキシジルは、頭皮の血流を良くすることで髪の成長をサポートしてくれます。またプロペシアやザガーロと併用することで、さらなる育毛・発毛効果が期待できるようになります。

ただしこれらの薄毛治療薬は、すべての脱毛症を改善できるとは限りません。症状により、適した治療方法も異なります。症状によっては最新の治療方法である「BENEV療法」と呼ばれる成長因子を頭皮に注入することで、発毛スイッチをONにする治療方法などもあります。

BENEV療法はプロペシアやザガーロ、ミノキシジルとの併用も可能なので、人によってはスピード発毛を実感することができます。薄毛が気になる場合は医師の診断を受けることで、効率的に治療を進められるはずです。

最後に

最後に

薄毛は男性の永遠のテーマです。かつては年をとってから起こる悩みだと考えられていましたが、最近では若い男性にも見られるようになりました。しかし薄毛治療を専門に行う医療機関も増え、無料カウンセリングを実施している病院やクリニックも数多くあります。

薄毛が気になる方は、まず専門医に相談してみることがお勧めです。勇気をだして踏み出すことから、薄毛治療は始まります。

男性の薄毛についての記事一覧

  • 男性の薄毛とは

    男性の薄毛とは
    男性の薄毛トラブルは40代を機に増加します。ただ早い方では20代、30代から薄毛の悩みを抱えるケースもあります。気になった時から治療をはじめることで、悩みが深刻になる前にふたたび髪を取り戻すことは十分に可能です。

  • AGAとは

    AGAとは
    男性で薄毛に悩む方の90%以上は、AGAと言われています。生え際から、あるいは頭頂部に脱毛箇所が見られ、男性ホルモンが原因の1つと考えられます。早めの治療が脱毛の進行を抑え、毛根が生きてさえいれば再び髪の成長を期待することができます。

  • 円形脱毛症とは

    円形脱毛症とは
    一気に髪が抜けはじめ、円形あるいはだ円形の脱毛斑ができるのが円形脱毛症です。10円ハゲをイメージする方も多いと思いますが、他にも「蛇行型」「全頭型」「汎発型」などがあります。症状によっては治療が長引くこともあるので、早めの治療が大切です。

  • 脂漏性脱毛症とは

    脂漏性脱毛症とは
    脂漏性脱毛症は、男女に関係なく発症リスクがある脱毛症です。頭皮にフケやかゆみ、湿疹などが起こり、脂漏性皮膚炎の発症により脱毛を起こします。市販の育毛剤などが刺激となって症状が悪化することもあるので、まずは専門医に相談することが重要です。

  • 牽引性脱毛症とは

    牽引性脱毛症とは
    ポニーテールや同じ分け目を続けるなどヘアアレンジが原因になるのが牽引性脱毛症です。抜け毛や切れ毛が発生したり、髪の分け目に脱毛が発生します。また圧迫性脱毛症と呼ばれるものもあり、帽子などの被り物を続けることで起こることもあります。

  • 薬剤性脱毛症とは

    薬剤性脱毛症とは
    服用しているお薬が原因で脱毛症を起こすのが、薬剤性脱毛症です。抗がん剤の使用による脱毛は有名ですが、その他にもお薬の影響で脱毛症を起こすことがあります。急に脱毛が増えた時に服用しているものがあれば、薬剤性脱毛症の可能性は0ではありません。

カウンセリング予約